
五月人形といえば兜ですが、住宅事情を反映してか、昨今はコンパクトなものやミニチュアがはやり始めているようです。
私も見せてもらったことがありますが、昔ながらの原寸大の兜を知っている者からすると大変かわいらしいサイズ。
一番感心したのは、そこの親御さんが、お子様にちゃんと五月人形のいわれや伝統や背景を語って聞かせていたことです。
戦争の道具だったこと、戦争がなぜいけないのか、そこから比べて今という時代がどれほど素晴らしいか、それを得るために人々はどれだけ苦労したか。
そういうことを、子供にもわかるようにたとえ話を考えながら苦心して話す親御さんの姿は本当に涙ぐましく、尊敬の念でいっぱいになったものです。
ああ、ミニチュアの話でしたっけ。